2009年12月19日 (土)

A LOVE STORY (笑)

 マイケル・ムーア監督の新作『キャピタリズム/マネーは踊る』imdb)を観る。

 Capitalism

 「銃社会」「911と戦争経済」「医療問題」ときて、いよいよ「資本主義」である。たいへんである。相手が大きすぎ複雑すぎるので、敵の顔が見えにくい。そこでムーア監督は、ときに意図的な単純化を図る。ときには意図的じゃなく実際に監督が単純なだけなのかも知れない。悪役として、ジョージ・W・ブッシュやアラン・グリーンスパンをはじめ、証券会社やメガバンクから米国の政権中枢入りした極悪人連中(レーガン政権以降、こんなにもうじゃうじゃいたとは!)の顔が、スクリーンにさんざん映る。金融企業への公的資金投入に反対する議員が、議会で「ここはアメリカの議会なのかそれともリーマン・ブラザーズの役員会なのか!」と激昂して叫ぶ映像は、確かにショッキングだ。

 アメリカって…もはや「国家」じゃないよね。少なくとも、僕が学んだり考えたりした意味ではもはや国家じゃない。じゃ何なんだろう。
 そしてもしかするともしかしなくても、日本にとってこれは他人事じゃないのだ。

 これが上述した連中だけを悪者にして済むような話ではないことは、もちろんムーアもわかっている。敵はシステムなのだから。だからムーアは、中産階級の消滅(これも単純化ではあろうが)とともに生まれた「95%の貧困層」の選挙権の行使に期待をかける。そして間のいいことに、あるいは悪いことに、この映画を作っている最中に、バラク・オバマが大統領になる。ムーアもそれを喜んだことが画面から伝わってくる。けれど、これで事態はよいほうに向かうのか?

 敢えて突っ込むなら、矛盾がひとつある。選挙権の行使に期待をかけるためには、民主主義が健全に機能しているという前提が必要だろう。しかしムーアは同時に、崩壊している民主主義を回復しなければならない、とも語るのだ。もちろん、言葉尻で彼を批判しようなどと思っているわけではない。それくらいテーマが複雑なので仕方がない。鶏と卵みたいなところもある。

 今回のムーアは、とても疲れている。おなじみのアポなし突撃取材も、ウォール街でのシニカルなパフォーマンスも、すべて空振りに終わる。悲しいほどに空振りばかりだ。けれどその代わりというわけでもなかろうが、この作品では得意の「編集の技」をかつてなかったほど堪能させてくれる。銀行ローンのTVCMにゴッドファーザーの音楽を流したり、キリストが登場する映画をまったく違う吹き替えで見せたりするところは、ひきつり笑い必至のおかしさだ。

 終盤近く、第二次世界大戦中に収録されたルーズベルト大統領の政見放送のフィルムが流れる。すべての国民が職業選択の自由を持ち、そのことによって最低限の生活が保障され、すべての国民に教育と医療の機会が保障される国家を目指す…それこそが国家のセキュリティというものだ(うろ覚え大意)、とルーズベルトは語る。人種差別主義者としてのルーズベルトは大嫌いだが、ここで言っていることはまったくもって正しい。

 ちなみに僕は、「自分だけが良ければいいと考える人間はひとの上に立つべきでない」という倫理観を持っている。僕自身、組織のなかで仕事をしながら天下国家のニュースもまあ読んでいるわけで、すると自分の倫理観と現実のあいだのあまりにも馬鹿げた巨大な乖離を、そう毎週3回くらいは思い知らされる。僕の倫理観自体が「あまりにも馬鹿げ」ているのだと思いこみそうになる。

 それでも、例外はあると信じたい。
 マイケル・ムーアも、まだ信じるつもりでいるらしい。

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2009年12月15日 (火)

本日のバルタン星人

 アートストーム(というメーカー)より、「楳図かずお版バルタン星人/羽根バージョン」。約24cm。今年9月のスーフェス会場限定で販売されたもの。羽根が生えてます。しかも左手がちぎれてます。骨が見えてます。痛々しいです。写真は恐れ多くも楳図かずお先生公式サイトからの借り物です。

 Barutanhane_1

 これで楳図版バルタン星人は4体目ですが、2010年早々に、蓄光バージョンが出るそうです。もう大変です。

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2009年12月 7日 (月)

仙人のアルバム総2枚組化計画?

 すでに80年代のソロアルバム4枚がすべてリマスター&2枚組化されたテクノ仙人John Foxxですが、90年代からの相棒Louis Gordonとのアルバム初期2枚も、同様に再発されました。そのうえ、今までダイジェストの形でしか出ていなかった1983年の「Golden Section Tour」のライヴ音源も、リマスター&2枚組で登場。ファンはとても忙しい。

 John Foxx & Louis Gordon : Shifting Cityamazon

 City

 John Foxx & Louis Gordon : The Pleasures of Electricityamazon

 Pleasure

 この2作、オリジナル発売は確か1997年と2001年ですが、今回2枚組になって構成がいささかややこしいことになっております。
 『Shifting City』は、disc1がオリジナルのリマスター+ボーナストラック。disc2が、かつて「Golden Section Tour」と2枚組で発売されていた、Loiusとのツアーのライヴ音源「Omnidelic Exotour」。『The Pleasures of Electricity』は、なぜかdisc1が、2009年最新リミックス集。かなり別物になっちゃってる曲もあれば、あまりいじられてない曲もあるような…。で、disc2がオリジナルのリマスター+ボーナストラック。
 音はどちらも近年の仙人の新作と同様、とってもソリッドでシャープでメタリックでクリアになってます。とにかくかっこいいからいいのだ。

 John Foxx : IN THE GLOWamazon

 Glow

 「Golden Section Tour」のLondon公演が、フルサイズで収録されています。僕も1983年に大阪で観たツアーなので、嬉しい限り。で、CD2枚だと収録時間に余裕があるので、disc2には別会場のライヴ音源が抜粋で収録されています。だから曲自体はいくつか被ってる。これまたいささかややこしい。でも音もいいし、とにかくかっこいいからいいのだ。

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2009年12月 1日 (火)

本日のバルタン星人

 バンダイ(というメーカー)より、「ソフビ魂 怪獣標本5.0 バルタン星人」。高さ180㎜。

 Sofvibal

 写真は公式サイトからの借り物ですが、この写真、微妙にウソ。商品はこんなに出来が良くないです。面倒なので商品の写真撮ってません。ごめんなさい。

 解説書で、はっきりと「着ぐるみの再現」を目指す、と謳っちゃってます。左右非対称な塗装ムラや、はさみの軸のワッシャーなど、偶然の産物的な着ぐるみの細部が、確かにある程度再現されてますが…。でもなあ。ソフビでそれを目指すなら、なんでこのサイズなんだろう。小さ過ぎるよ。いわゆるスタンダードソフビとほぼ同じサイズです。小さいぶん、塗装や接合の難度は上がるわけです。で、塗装の甘さや接合部の隙間がかなり気になる。足首の接合部が特に気になる。原型に文句はありません。量産のプロセスに問題があるね。QC担当者誰ですか。もったいない。
 735円でどこのデパートでも売っている同じメーカーのスタンダードソフビも、昨今かなりいい出来になってるのに…これ、4,750円ですよ。お値段ぶんの「そふびだましい」は残念ながら入ってないと思います。300円ガチャガチャの「デジタルグレード」(→拙記事)のほうが、よっぽど感動的でした。

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2009年11月29日 (日)

駅から300秒

 くらもちふさこ:『駅から5分』第3巻(amazon

 5minutes3

 4年越しのこの群像劇シリーズ、佳境にはいる…かと予想していたら、なんとまだまだ導入部が続いています。第2巻までで広げた風呂敷をたたみに入るかと思ったら、まったくたたみに入りません。風呂敷は広がるばかりです。新しい人物が次々に登場します。でも、無駄に無闇に広げているわけではないのです。すべて予定通りだということがいちいち腑に落ちるので、文句のつけようがありません。なにしろ、はじめは伏線だとは思いもしなかったディテールが、いちいち伏線だったとわかるのですから。驚異的な漫画です。第3巻を読むと、第1巻と第2巻を絶対に読み直したくなります。

 で、ところどころ泣きたくなります。

 くらもちふさこさんの頭のなかでは、どれだけの物語がすでに完成しているんでしょう。もしかすると『天然コケッコー』を超える長編になるのかも知れない。1年に1冊弱という、この刊行ペースがもどかしいですよ。

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2009年11月21日 (土)

本日のバルタン星人の本

  『バルタン星人/不滅のダークヒーロー』amazon

 Darkhero

 初版2009年11月18日。
 はい。バルタン星人をタイトルに冠した本は今までにいくつかありますが、大人向けでここまで資料性も重視した本(ムック)は初めてでしょう。愛情が十分感じられます。資料としては100%完璧とは言えませんが、ここまでくれば御の字でしょう。編集者の本気が感じられます。それに、100%完璧な資料集なんて最早、誰にも無理だしね。
 歴代バルタン星人の解説も気合が入っていて、ところどころファンには爆笑できたりするところがあります。というのも、すでに43年続いたバルタン星人の歴史のなかでは、番組中でつじつまが合わなくなったり脱線しすぎたりしているところが多々あるのですが、それらの矛盾やプロダクションの迷走ぶりに対しても、決して愛情を失わず突っ込みを入れている…ライター諸氏のがんばりぶりには脱帽です。
 1932年生まれの飯島敏宏監督(1966年の初の登場回から2006年のウルトラマンマックス登場回まで、バルタン星人を演出された方)のインタビューや、復刻版のコミック(井上英沖さんによる1967年作)も掲載されていて、充実の1冊。

 グッズ・コレクターの僕としては、商品紹介なども気になっていたのですが、これもなかなかの楽しい出来。錚々たる新旧のメーカーや、コレクターが協力しているのですが、見ているだけで楽しい。それにしても、世の中には酔狂なひとがいるものですなあ。

 ウルトラシリーズや怪獣が好きなひとには、「ワンテーマ怪獣ムック」の最新形として十分読む価値ありです。

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2009年11月 7日 (土)

『バッド・ルーテナント/バーニーとドラッグとキリスト』

 Bad Lieutenant : Never Cry Another Tearamazon

 Badl

 Bernard Sumnerの新プロジェクトです。ギターばかりの3人組という編成。
 New Orderのメンバーの課外活動は、ElectronicもRevengeもMonacoもThe Other Twoもすべて律儀につきあってきた自分なので、もはや生活習慣か惰性か痛風発作がまたきたかみたいな感覚(我ながらひどいな)であまり過剰な期待もせず、聴きました。
 これは…なんだかほとんど全部聴いたことがあるような気がする。この曲はNew Orderがやってなかった? つぎの曲はElectronicがやってなかった? というくらい新味はない(一応もちろん全部新曲)のですが、断末魔期のNew Order作品にあった無理して作ってる感がまったくないので、印象は意外にさわやかです。New Orderのメロディと声がやっぱり嫌いじゃなかったよ、というひとになら十分お薦めできます。はい。

 バンド名はアベル・フェラーラ監督の同名映画から何も考えずに採ったんだろな~と思ってたら、インタヴューによると案の定そうでした。

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2009年11月 6日 (金)

なる?たる?

 映画『母なる証明』imdb)を観たのだが、いやポン・ジュノ監督って本当にすごい。で、怖い。怖すぎる。

 Mother

 家族についての映画である。母と息子と、殺人についての映画である。
 先日、ジョン・カサヴェテス監督の話のついでにニック・カサヴェテス監督のことを書いた(いや逆だったか?)とき、親子で家族観が真逆だなあ(→拙記事)と思ったりしたのだが、この『母なる証明』の前では、どちら(カサヴェテス親子ね)も所詮は自分のことしか考えられないアメリカ人だよなあ、くらいに思えてくる。

 韓国の小さな都市(ソウル郊外?)で、女子高校生が殺される。犯人は誰か。

 ひとは、過ち―小さい過ちから取り返しのつかない過ちまで―を犯したとき、それでも生きていくためにそれを「忘却」する。その「忘却」はこの作品のなかで、そこに鍼を打つと「つらいことを忘れて楽になるツボ」として象徴的に扱われる。しかし、忘却したはずの過ちは決して本当に消え去るわけではなく、新たな過ちを犯すことによってふいに亡霊のように復活する。しかも、より恐ろしく、より呪縛の強い怪物的な記憶として蘇ってくるのだ。

 そういう監督の作法が明らかになってくるにつれてこの作品、後半はものすごく怖い映画になってくる。心理的な「闇の映画」になってくる。しかも、2重底とか3重底どころではない、7重底構造くらいに闇の奥に連れていかれる。で、そこまで行ってもまだ観客は闇のなかに置き去りにされるのだ。念のために言うがこれは、それだけ何度もどんでん返しがありますよ、というようなフラットな意味ではない。人間の「闇」には、深く潜れば底を打てるような「底」などない、という普通は気づきたくない事実をあっさり映画にしてしまっているだけなのだ。

 驚くべきことに、ストーリー上の「真実」にも、同様のレベル設定がなされている。黒澤明の『羅生門』を、監督も多少は意識しただろう。しかし、『羅生門』ではある意味同じレベルに並置されていた別々の「真実」が、この作品では多重レベルのなかに分散配置されているのだ。それも『羅生門』のみっつどころではなく、大小とりまぜ無数に…。例えばこの作品を客観描写を徹底したミステリー映画だと捉えれば、犯人はほぼ確定する。しかし、出ずっぱりの母親の主観体験を重視して観ると、そうとも言い切れなくなる。翻って息子の主観体験を重視しようとすると…もはや闇に溺れて息ができないという状態に置かれる。つまり、ポン・ジュノ監督は、『羅生門』が描いた「真実が複数存在する可能性」を、観客の視点の持ちようというメタレベルにまで引き上げている。いや、驚くべきだよ本当に。

 まったくぶれることのない緻密さと理知的すぎる演出で、それだけの荒技を見せるポン・ジュノ監督は、現在のクリント・イーストウッド監督の域に、頭のよさだけですでに到達しているような気さえしてくる。もちろん、そういう単線的な評価の仕方はそぐわないのだが。
 そして、この作品には「神の出番」がまったくない。単に韓国映画だから当然というわけでなく、ポン・ジュノ監督の気質によって「神は意識的に排除されている」と思う。欧米の映画(いや日本映画も)を観続けているとつい忘れがちになるのだが、徹底的な神の不在は、独特の緊張を観客に強いる。無神論者を自認する僕にさえ。

 ところで観る前から、邦題の『母なる証明』の「なる」に違和感があって、どちらかというと『母たる証明』じゃないのかな、作品を観てから考えようなどと思っていたのだが、「なる」でも「たる」でもどっちでもありだと思わせるくらい、作品の器のほうが大きかったというわけでした。

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2009年10月27日 (火)

本日のバルタン星人

 プレックス(というメーカー)より、地域限定ストラップシリーズの名古屋編。京都の友人が、名古屋に行ったときに見つけて送ってくれました。まるごとエビフライになっております。名古屋限定だとシャチホコは持ってたんですが、こんなのもあったとは…。どうもありがとう。

 Nagoya1_2

 Nagoya2_2

 Nagoya3_2

 送ってくれた封筒に友人直筆のイラスト(ふたつ目)が。載せてもいいかな。いいよね。
 みっつ目は、まさにビールの肴にならんとするバルタンエビフリャー。撮影後、食べてしまいました。

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ヒカシューwithジューシィ・ハーフ/20091026

 雨の夕暮れ、渋谷クアトロです。ほぼ定刻にジューシィ・ハーフ登場。

 おお。イリヤ姐さん、ミニスカートにピンクのギター抱えて、まことにスタイルお変りなし。「子供も大きくなりまして、今日は留守番しています」なんて喋りをはさみつつ、ほぼ一時間、シングル曲を連打してくれました。もちろん『ジェニーはご機嫌ななめ』も。ジューシィ・ハーフ、ギターとベースは新メンバーというかサポートメンバーがついてるわけですが、途中でイリヤ姐さんから「会場に柴矢くんきてるよ。沖山くんもあとでくるはず」と爆弾(じゃないか別に)発言が。ちなみにジューシィ・フルーツの元祖ギターとベースのおふたりのことです。「貫禄ついてるからきっと皆さんわかりませんよ」だって。ヒカシューの1stと2ndに参加してたドラマー高木さんが、「ロビーでリイシュー盤売ってますよ」とヒカシューの宣伝をすると、イリヤ姐さん曰く「私たち、物販で売るものないね~」。なんだか天然なこの感じがまたお変わりなし…。ラストは『乙女のカウントダウン』(記憶曖昧…)で拍手喝采。いや嬉しい。

 幕間に、会場にいるらしい柴矢さんと沖山さんを目で探してみるが見つかりません。そのかわり、というのもヘンですが近田春夫さんを発見。ケラリーノ・サンドロヴィッチさんも発見。

 ようやくヒカシューのはじまり。海琳(現・三田超人)さんがはじめから飛ばしまくってます。巻上さんも、余裕のパフォーマンス。なんというかやっぱり、遅すぎた再評価の波に乗って勢いづいてるのが感じられます。メンバー紹介のとき、巻上さんが「ギター、海琳正道!」と昔の名前で紹介して、海琳さんがマジ虚を突かれた表情。「だってイリヤさんが『みたまさん』て呼ぶんだもん」と言う巻上さんを受けて海琳さんが、「イリヤさんのことは『いりやまさん』て呼んでた、柴矢さんも『しばやまさん』で沖山さんは『おきやまさん』、高木くんだけ『たかぎくん』だった」などとホントかウソかよくわからない内輪ネタを披露。
 途中、加藤和彦さんの話が出たので場が神妙になるかと思ったら、巻上さんが「あのひとすぐ楽器をひとにあげちゃうのに僕らにはくれなかった」とか言い出してしまい、「言うな!それ以上言うな」となぜか止めに入る海琳さん。で、ヒカシュー唯一の加藤和彦プロデュース曲『アルタネイティヴ・サン』、演ってくれました。なんとも久しぶり。

 新旧の曲とりまぜた演奏、アンコールも…2回。2回目のアンコールは、「もっと演れ~!」と近田春夫さんが騒がしくしていたので仕方なく…な感じも。苦笑。過去30年、ヒカシューのライヴで観客に混じった近田さんを見かけたことは何度かあるけれど、いつも一番騒がしい。終わってすぐに、うしろのほうでなんか別の騒ぎが。白髪ロン毛にサングラスのひとがいます。一瞬、灰野敬二さんかなと思ったら違ってて、内田裕也さん。うーんなぜいらっしゃるのか。ヒカシューのファンなのか。業界人ならぬいちファンには測りかねました。

 実に充実したライヴでしたが、12月26日にも同じ場所でやるらしい。
 で、これまた充実しそうです。ゲストが、ヒカシューのデビュー当時のメンバー3人(山下さん+井上さん+戸辺さん)+近田春夫+相対性理論! つまりですね。やくしまるえつこさんの(『ジェニーはご機嫌ななめ』はともかく)『おやすみパラドックス』が近田さんのバッキングで聴けることはまず間違いないわけで。ヒカシューを知らないオーディエンスもいっぱい来そうだ。それもまた楽しみです。

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