仙人、降臨。
John Foxxの来日公演です。9月21日と22日の2日間、高田馬場AREAに行ってきました。
時間ぴったりに仙人とLouis Gordonが登場。小さなステージに、シンメトリックに並びます。1曲目!アグレッシヴなメタル・ビートに乗って…いきなり聴き覚えのない曲。新曲です。そのおかげで、というのも変ですが、まるで新譜を初めて聴くときのようなモードに一瞬にして自分が切り替わりました。今まで何度も、アルバムが出るたびに自宅で厳かに行っていた個人的な儀式のようです。身体はとっくに騒ぎ出したがっているのに、一音も一句も聴き逃したくなくて、息を詰めてしまう。そんな状態に切り替わる。でも、今回は自宅の話じゃなくて、目の前に本物の仙人がいるんですけど。これは現実でしょうか?耳は必死で聴いている。でも、あ。気づいたら身体は踊ってるぞ。この鋼鉄ビートと仙人ヴォイス、踊らずにいられるか。最初からこんなんなってて自分は大丈夫なんでしょうか。かっこいい。かっこよすぎる!
4曲目で早くもUltravox!時代の曲が登場します。Ultravox!期の曲も、鉄のようなソロ初期の曲も、歌い上げるポップ期の曲も、すでに10年を超えるLouisとの共作期の曲も、すべてが手品のようにシャッフルされて演奏されて。MCは全くありません。何度か「Thank you」と仙人が笑みを浮かべ、JohnがLouisを、LouisがJohnを紹介するのみ。考えてみたら過去30年以上にわたる曲のどれもが、今のふたりのアレンジでシームレスに繋がっていきます。攻撃的なサンプリング音で始まる『Young Savage』も、美しいエレクトロニカ版『My Sex』も、ビートが強くなって歌い上げが控えめになった『Endlessly』も、昔の曲のリメイクには聴こえません。なんだか今の曲に聴こえる。なんだろう。つまり仙人はずっと変わっていない。ただ自分をバージョンアップし続けているだけだ。そこでつくづく、思ったのでした。なんてブレないひとなんだあなたはJohn! 胸に落ちて、ものすごく感動した自分がいたのでした。
「説教臭くない押しつけがましくない自己陶酔しない見放さない」
というのは、同じく感動した連れ合いの言です。
今回のライヴについては、仙人にLouisにそれから関わった人たちに、感謝の念しかわいてきません。まあ音楽もビジネスだし、高いチケット代を払ったぶんいろいろ言いたくなるときも多いこの頃ですが、今回は本当に招聘元にありがとうと申し上げたい。音楽は商品でもあるけれど、商品であるためだけの音楽はいらない。スタッフもオーディエンスも、そんな感覚は共有していたように思います。等価交換だけで考える音楽なんて、つまらない。そんなことのために音楽をやっていない。なによりJohn Foxxその人の音楽と佇まいが、そう語っていたと思います。いや、語っていました。語っていましたよ間違いなく。
ちなみに功労者である招聘元の店長氏、無愛想ですが子供には超やさしいぞ。おかげで長男(4歳と7ヶ月1週)を連れていった2日目の終演後、まっさきに楽屋で仙人に直接お礼を言うことができました。長男は燃え尽き気味の仙人から孫を見るようなやさしい笑顔をもらい、僕と友人はサインをもらい。ちなみにLouisにも4歳の子供がいるそうです。
この写真は、その友人の日記から無断借用。ありがとう!haruさん。そしてありがとう!息子。
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コメント
ほんとうに良かったですねー!
読んでいてジーンと来ましたです(;_;)
投稿: skysong | 2008年9月25日 (木) 07:57
いや~濃厚な時間でしたねぇ。
あの瞬間を共有することができてホントよかった!!
孫を見る仙人の慈愛に満ちた笑顔がとてもステキでしたね。
投稿: haru | 2008年9月25日 (木) 10:19
>skysongさま
一生に何度もはないだろう、と思うようなライヴ体験でした。
招聘元さんは早くもmixiのコミュで「来年も呼びたい!」と張り切ってます。もし実現したら、今度はskysongさんもご一緒しましょう!
>haruさま
ライヴの前も後も、語りに語れて本当に楽しかったです。ありがとうございます。
それからポスターの写真もありがとう!
事後承諾!
投稿: kensuke | 2008年9月25日 (木) 20:27
こんばんは。
アマゾンをふらついていたら、これをオススメされたのですが、2CDでこの価格に逆にびびってしまいました。
しかも、リリースされたばかりなのに「3~5週間以内に発送」て。注文しても本当に届くのやら?http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001CVMDPQ/ref=s9pnrf_r4_at-rfc_g1-3215_g1-3102_g2?pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=right-4&pf_rd_r=0X9DSRBTJD21J6228AYV&pf_rd_t=101&pf_rd_p=74578506&pf_rd_i=489986
大丈夫なのかどなたかに確認したくて、お尋ねしてみました(笑)
投稿: skysong | 2008年9月30日 (火) 00:01
>skysongさま
僕も注文していますが、まだ届きません…。
生産や流通の状況が悪そうです。でもライヴのときこのジャケ柄のTシャツが売られていた(買っちゃった♪)ので、大丈夫じゃないかな…。
以前に出たベスト盤『Modern Art』もぎょっとするようなお買い得値段になってます。これも悪くないですよ。今回の『Glimmer』とかなり曲は被ってます。
投稿: kensuke | 2008年9月30日 (火) 01:30
このジャケ、格好いいですよね。
Tシャツいいなぁ~。
古くなったベスト盤が安く流通するのは何となく分かるんですけど、リリースしたてでこの価格が不思議。
まあ、CDですからメタミドホスとかメラミンとか段ボールとかが万一混入されていても食品ほど怖くないので、注文してみようかしら(笑)
投稿: skysong | 2008年9月30日 (火) 14:47
>skysongさま
本日は10月3日ですが、まだ届きません…。
この後ソロ作が続々リマスター化されるらしいのですが、このベスト盤に収録されるのがその音源なのかどうかも気になります。
届いたら、レポートしますね。
あ、明日はRadioheadだ!
投稿: kensuke | 2008年10月 3日 (金) 16:10
リマスター前の音源だからお値段控え目ということもありえるかもしれませんね。
ぜひレポートをお願いします。
ええ、明日はRadiohead!
そわそわ、むずむず~(><)
投稿: skysong | 2008年10月 3日 (金) 21:13
>skysongさま
『GLIMMER』ですが、昨日(10月9日)タワレコで発見して入手しました。速攻でamazonをキャンセルしようとしたら、発送準備中でキャンセル不可!
Harold Buddとの共作や最新リミックスも収録された、素晴らしいベスト盤です。クレジットによるとですが、ソロ作の2008年リマスターを手がけた同じ人物によるリマスター音源。音質に妙なバラつきは、ありません。絶対お買い得だと思いますです…。
投稿: kensuke | 2008年10月10日 (金) 20:14
そうですか!kensukeさんお墨付きなら買おうかしら。
え?お手元に2つ?
じゃあ、よろしかったらkensukeさんから買わせていただこうかな~?
ひとつは完全保存用でもうひとつは使う分…ということでもなければ(笑)
投稿: skysong | 2008年10月10日 (金) 20:23