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2008年11月26日 (水)

SLOPEな出来事

 今年の2月に行われたSteve Jansenのライヴですが、いずれDVD化されることは当初から告知されてました。ライヴはもちろんとても素晴らしかったのですが、DVDについては正直観るまでわかんないな~と思ってたんですよ…今だから言いますと。

 なぜかと言うと、ライヴのステージ全体が映像作家の伊瀬聖子との緊密な共同作業で構成されていて、背景にプロジェクトされる伊瀬さんの映像なしにはあのステージは考えられない。でも、プロジェクトされた映像をさらにビデオ撮影した映像というのは往々にして見苦しくなっちゃうのです。例えばそこで開き直って、背景映像をそのまま直接インサートしたりアーティストの映像と無理やり合成したりしてみせて結果的にうまくいったのが、KRAFTWERKのDVD『MINIMUM MAXIMUM』だったりすると思うのですが、Steveの場合はそうもいかない。個々のパフォーマーの演奏の細やかな所作や表情、そしてもちろんルックス(!)も重要ですからね。

 Steve Jansen : THE OCCURRENCE OF SLOPEamazon

 Slopedvd

 ですが、まったくの杞憂でした。これは成功だと思います。リアルにステージを撮影した映像と、ごくたまに背景映像そのものも直接使われるんですが、それらをうまくまとめているのがオーヴァーラップ(OL)の多用。OLは使いすぎるとうるさかったり訳わかんなくなったりしかねないと思うのですが、これだけ使っていながら見事にまとまっています。音のタイミングに合わせたカット切り替えも絶妙。パフォーマーの存在感と映像の存在感とが、どちらも自己主張し過ぎてなくて、当日のステージのあのdecentな雰囲気が美しく再現されていました。伊瀬さん自身がDVDディレクターとのことです。納得いたしました。

 当日、僕自身は遠めの席でステージ全体を眺めていたので、ときどきアップになるSteveの表情は、このDVDで初めてじっくり見ました。いや、美中年ですねえステ。

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コメント

decentな雰囲気とは、言いえて妙ですね。
まだ途中までしか鑑賞できていないのですが(涙)、ただの芸のない記録でもなく、かといって編集に懲りすぎて「アートっぽいけどワケわかんない」状態にもなっておらず、decentでgracefulな映像作品に仕上がっているようで嬉しいです。

投稿: skysong | 2008年11月26日 (水) 22:44

私は当日ステ以外を見てなかったので、
おおっ!すごい映像!としか思わなかったんですが(^^;
たしかに演奏と映像の融合が違和感なく鑑賞できました。

特典の新作の映像もいいですね♪
しばらくSLOPEな世界にはまってしまいそうです(笑)

投稿: haru | 2008年11月26日 (水) 23:56

dear ladies,

いい作品ですよね。
演奏内容とステのかっこよさについてはおふたりがすでに語り尽くされている(?)ような気がして、何だか映像のことばっかり書いちゃいました…。

投稿: kensuke | 2008年11月27日 (木) 20:19

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